スマホをナビとして使う
最近、古い車を手に入れました。古い車なので当然ナビも古い。しかも使い勝手が結構悪くて悶絶。これではどうにもならん、ということでスマホをカーナビ化することにしました。
ちょうど以前、IIJmioのキャンペーンでXiaomiのRedmi Note 10Tを110円で手に入れたので、こいつを専用カーナビとして車載することに。
この記事では、余ったAndroidスマホをカーナビの代わりにしつつ、通信料を月290円に抑える超節約術を解説します。また、SIMなしでの運用は可能なのか、という点にも触れていきます。
目次(もくじ)
なぜメインのスマホを使わないのか?
私のメイン機はiPhone 15 Proですが、これをカーナビにしなかったのには以下の理由があります。
・バッテリーへの悪影響
ナビとして使うと、当然画面はつけっぱなし。これはバッテリーの寿命を確実に縮めます。充電しっぱなしで使うのも、それはそれでバッテリーに良くない。
・熱問題
ダッシュボード上は、特に夏場はとんでもない高温になります。充電しながらナビを使おうものなら、スマホはカイロ顔負けの熱を持つことに。熱はバッテリー劣化の最大の原因です。
大事なメイン機をそんな過酷な環境に晒すわけにはいかない!だからこそ、もう使っていない安いAndroidに「犠牲」になってもらうのが、最も合理的な判断なわけです。
まずは「SIMなし」でスマホをカーナビ化できるか試してみる
SIMがないと渋滞情報が見れないから困る
通信料をかけない方法として、まず思いつくのが「SIMなし(オフライン)」での運用。
Googleマップには、事前に自宅のWi-Fiなどで地図データをダウンロードしておくことで、ネット接続がない状態でも地図表示やルート案内ができる機能があります。
この方法のメリットは、当然ながら通信料が一切かからないこと。完全に無料です。
しかし、リアルタイムの渋滞情報が取得できないデメリットがあります。
カーナビとして一番重要な機能の一つが、渋滞を避けて最適なルートを案内してくれること。これが使えないとなると、カーナビとしての魅力が減る。
結論として「SIMなし」での運用は、特に遠出するときに嫌だなーという結論になりました。

「通信料」を最安に!月290円SIMという最適解
リアルタイムの渋滞情報を得るためには、やはりデータ通信が必要です。そこで次に考えるのが、「いかに通信料を安く抑えるか」です。
SIMに求める条件は「とにかく安く、最低限の高速データ通信ができればOK」。そこで選んだのが日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」です。
このプランは月額290円(税込)で1GBまでのデータ通信が使えます。ナビ利用なら、月1GBあれば十分すぎるくらい。
ちなみに日本通信SIMには、さらに安い「合理的ネットだけプラン」というのもあります。通話回線なしでデータ回線月20GBのプランなんですが、月間のデータ使用量が1GB以下の利用なら月額119円(税込)になります。通話機能は不要なので、こちらの方がよりカーナビ用途向きではある。
しかし、このプランには一つ罠が。1GBの上限値をアプリ側で設定できないんです。つまり、自分で気をつけないと1GBを超えてしまい、その月の料金が1,200円になってしまうリスクがある。
1,200円になるリスクを負いながら月119円を目指すより、確実に月290円で運用できる方が精神衛生上いいな、と。しかも「シンプル290プラン」は音声通話付きなので、将来的にMNPの弾としても使える。てなわけで、「合理的シンプル290プラン」を選んだよ。

AndroidをMagSafe化して車に固定した
車にMagSafeスタンドを設置しました
最後にスマホの設置方法を軽く紹介。スマホの設置で重視したのは「手軽さ」。そこで、iPhoneで愛用しているMagSafeを使うことにしました。Androidスマホの背面にMagSafe対応リングシールを貼り付け、車にはMagSafe対応ホルダーを設置。
これで、どんなスマホでも磁力でカチッと固定できるようになります。
スマホに貼り付けるだけでMagSafe化できる
このMagSafe化、本当に気に入りました。着脱の手軽さは一度味わうと元に戻れません。
まとめ:スマホのカーナビ化は「月290円SIM」が最強
110円のスマホと290円の維持費で車にカーナビを
今回の構成をまとめると、以下の通り。
・本体:余っていた激安Androidスマホ
・固定:MagSafeホルダー + リングシール
・通信:日本通信SIM(月290円)
SIMなしでの運用は無料ですが、渋滞情報が取れないのでちょっと悲しい。それよりも、月々わずか290円の通信料だけで、メインスマホを酷使することなく快適なカーナビ環境が手に入るのなら、そっちの方が良い。これが、私がたどり着いた最適解です。