この印籠が!
ここ2年ほど我流で筋トレしてきたんですけど、正直なところ、あまり成果が出ている感じがしないんすよね。重量も体つきも、ほとんど変わってない。
これはもう本格的にやらんとダメだ、と。一念発起してパーソナルトレーニングを契約し、同時に食事管理のために「MacroFactor(マクロファクター)」というアプリを導入しました。
パーソナルが「筋トレのコーチ」なら、マクロファクターは「食事のコーチ」。この記事では、私が半年間の有料課金を決めたマクロファクターについて、そのリアルな使い勝手と価値を解説していきます。
目次(もくじ)
なぜ「あすけん」ではなく「マクロファクター」を選んだか
食事管理アプリといえば、日本では「あすけん」が有名ですよね。それでも私が最初にマクロファクターを選んだのは、結構シンプルで、多くの筋トレ系インフルエンサーがおすすめしていたからです。やはり専門的にやっている人たちの評価は、一つの大きな判断基準になります。
まずは評価の高いアプリを信じて、半年間しっかり使い倒してみよう、という作戦です。
最初の関門?情報量が多くて少し分かりにくいUI
起動直後のホーム画面
正直に言うと、初めてアプリを起動した時の印象は「分かりにくい」でした。
一つの画面に表示される情報量やボタンが多くて、最初はどれを押せばいいのか戸惑います。さらに、上下左右、あらゆる方向へのスワイプ操作が求められるので、初心者が直感的に使いこなすのは、かなり難しいと感じましたね。

ただ、これも慣れの問題。数日使っているうちに、「今はこのボタンだけ見ればOK」「この情報は今は不要」といった判断ができるようになってくるので、最初の数日を乗り越えれば大きな問題ではありません。
基本的な使い方:食事の記録はこうやる
食事の内容を記録していく
アプリでやるべきことは、基本的には「食べたものを記録する」だけ。
特に便利なのが「バーコードスキャン機能」です。
例えばトレーニング後にプロテインを飲んだら、そのパッケージのバーコードをスマホでスキャン。商品がデータベースに対応していれば、それだけでPFCバランスやカロリーが一発で入力されます。あとは「1杯分」となっているかを確認して登録ボタンを押すだけ。これはめちゃくちゃ早い。
過去の履歴やバーコード読み取り、自作レシピなど様々な方法で登録していく
もちろん、自炊した料理なども一般的なメニュー名(例えば「ゴーヤチャンプルー」)から選んで登録できます。多少の誤差は出ますが、毎日続ける上では許容範囲かな、と割り切っています。
マクロファクターの真骨頂!AIコーチによる週次レビュー
一週間ごとに進捗をチェックしてくれる
マクロファクターが他の記録アプリと一線を画すのが、この「週次レビュー」機能です。
1週間の食事記録と体重の増減を元に、アプリ内のAIが「来週の目標カロリーとPFCバランス」を再設定してくれます。
実際に私の最初の週次レビューでは、目標通り体重が微増していたので、AIからの提案も劇的な変化はなく、微調整に留まりました。これによって、「なるほど、今の食事の方向性で進めて問題ないんだな」という確認と安心感を得られたのが、一番の収穫でしたね。
闇雲に食べるのではなく、「これだけ食べれば、これくらい体重が増える」という道筋をデータで示してくれる、まさに食事のコーチです。
課金する価値はある?短期集中型の「食事の基礎コーチ」と考える
プランは全部で3種類。類似サービスと比較するとちょっと高めではある
では、このアプリに課金する価値はあるのか。
私の結論としては、「食事管理をこれから本格的に始める人が、短期集中で使うためのツール」として非常に価値がある、と感じています。
正直、カロリーやPFCの管理に慣れてしまえば、ChatGPTやGeminiのようなAIに相談しながら自力でやることも可能だと思います。
でも、その前段階として「自分にとっての食事の柱」を決める必要がある。「これだけの栄養素を摂れば、自分の体はこう変化する」という基準値と道筋です。
マクロファクターは、その「柱」をデータに基づいて確立するための、最短ルートを示してくれる。まずはこのアプリで自分の体の反応を学び、管理の仕方が分かってきたら、そこからAIや自己管理に移行する、という使い方が賢いんじゃないでしょうか。
その「柱」を確立できてこそ、初めて「課金した価値があった」と言えるのだと思います。
まとめ
ボディメイクは食事が9割。それ一番言われてるから。
これまで何となく食事を摂っていた私にとって、マクロファクターは明確な指針を与えてくれる重要なコーチです。半年後、自分の体がどう変わっているか。その結果をもって、また改めてこのアプリの評価をしたいと思っています。