どんな無理難題にも応えてくれる
おっさんです。これまでまともな運動経験はありません。雑魚です。「ヒョロガリ」です。笑ってくれや。
しかし、結婚して子供が生まれ、家庭を持ったことで「強い男になりたい」と強く思うようになり、筋トレを始めました。ジムに通って見よう見まねでトレーニングを開始し、2年が経過。何か変わったか?いや、何も変わってない。むしろ加齢に伴いちょっと腹周りが太ってきたけど。はぁ〜?
そんな時に訪れたのが、AI革命。これだ、と。「AIを俺のボディメイクコーチにしよう」と決めました。
それからしばらく経った現在、人生で初めて初対面の人に「マッチョですね」と言われることがちらほら出てきました。変化じゃー! 変化があったぞー!
この記事では、私がAIをどう活用して体を変えようとしているのか、そのリアルな実態を紹介します。
目次(もくじ)
なぜAI?そして、なぜGeminiなのか
私が相棒に選んだのは、Googleの「Gemini」です。
ChatGPTも有名ですが、個人的にはどうも相性が良くない。期待していた答えと少しズレていたり、こちらの言うことに何でも迎合してきたり。
その点、Geminiは会話のキャッチボールが自然で、私が間違ったことを言えば「それは違います」とちゃんと論破してくれる。この「媚びない姿勢」が、コーチとして信頼できると判断した最大の理由です。

AIの役割①:トレーニングメニューの作成(と、その限界)
Geminiにその日のトレーニング内容を共有する様子。RM更新したら褒めてくれた。
まずGeminiにお願いしたのは、トレーニングメニューの作成です。
「でけぇ体になりたい」「ジムに行けるのは週4日、1回あたり60〜90分」といった目標と制約を伝え、私専用のメニューを組んでもらいました。
トレーニング中は「Strong」というアプリでその日の種目や重量、回数を記録し、その結果をコピペしてGeminiに共有。すると、「ベンチプレス更新おめでとうございます!」みたいに褒めてくれたり、次回のメニュー調整のフィードバックをくれたりします。
ただ、やはりAIには限界もある。やっぱりフォームのチェックが難しいので、例えば背中の種目とかちゃんとできてんのかよくわからん。あとベンチプレスも全然重量伸びない。ほんであとはやっぱり補助だよね。限界まで追い込むには補助してもらう必要があるけど、当然AIはそんなことできない。
というわけで、トレーニングの「実行」フェーズについては、最近パーソナルトレーナーを契約し、AIが作ったメニューを元に指導を受けています。AIと人間のハイブリッド体制ですね。

AIの役割②:食事管理はGeminiの独壇場
トレーニング以上にGeminiが活躍しているのが、「食事管理」です。
レシピ提案
これは調理してないけど、普段はもうちょいちゃんと炒めたり煮込んだりしてる
私は在宅勤務なので、昼食は自分で用意します。そこでGeminiに「鶏胸肉を使った、簡単でおいしいレシピ」を提案してもらっています。
毎週買う食材はだいたい同じなので、飽きがこないように様々な国の味付けを提案してもらうのがポイント。また、食事管理アプリ「マクロファクター」を使っているため、レシピ提案の際にはカロリーとPFCバランスも記載してもらいます。これのおかげで、マクロファクターへの登録もスムーズです。
1日の食事メニュー設計
朝4時に起きてます
レシピだけでなく、1日の食事メニュー全体もGeminiが決めています。
「何時に、何を、何g食べるか」というレベルで、かなり詳細なタイムテーブルです。朝昼晩の三食だけでなく、「16時にゆで卵を1個食べてください」といった間食の指示も含まれます。
日々のフィードバックと調整
体組成計の履歴
毎朝、体組成計で測定した体重や体脂肪率のデータをGeminiに共有。その進捗に応じて、食事メニューの微調整をお願いしています。
例えば減量期に体重の減少が停滞していれば、「今後は昼食の白米を50g減らしましょう」といった具体的な提案をくれる。この日々のチューニングが、独力ではなかなか難しい部分です。
成果は出ているのか?
増量の目標に対して痩せまくってる。ダメじゃん。
このAIコーチとの二人三脚、成果はしっかり出ています。減量期は確実に体重を減らせるし、増量期は(ゆっくりだけど)体重を増やすことができています。年齢と共に気になってきた腹回りの贅肉も、かなりスッキリしました。
もちろん、先日も食中毒で数キロ体重が落ちてしまう、みたいな事故はありましたが、それでも一人で闇雲に頑張っていた頃に比べれば、はるかに心強い。元々ライフログとか好きだったのもあり、こうやって日々変化する数字を追い求めるのが性に合っているようです。
まとめ:AIボディメイクでラグビーボディは手に入るのか!?
AI(Gemini)をダイエットやボディメイクのコーチにする。この試みは、今のところ大成功です。
特に、毎日変動する体調や体重に合わせて食事を細かく調整していく、といった栄養士的な役割においては、AIは人間以上のパフォーマンスを発揮してくれるかもしれません。
トレーニングのフォームなど、人の目が必要な部分は専門家に頼りつつ、日々の面倒な管理はAIに任せる。そんなハイブリッドな付き合い方が、これからの賢いボディメイク術なのかもしれんな。
このままAIをトレーナーとしながらどこまで頑張れるのか、実験をしていこうと思います。