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恐山にて

毎年誕生日を迎えると、死を迎える時のことを考えるために、青森県むつ市にある霊場、恐山を訪ねています。

と、いうも過去の話。今は特に大義名分もなく、ただ毎年恐山を参拝しているだけです。観光ですね。

去年は恐山内にある宿坊、吉祥寺に宿泊して恐山で1夜を過ごすという体験をしました。誕生日恐山5回目にあたる今年は特になんの考えもなかったので、まぁいつも通りに恐山を堪能してきました。その様子をご覧ください。

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青森空港からレンタカーを借りて恐山までやってきました

恐山へと続く道
とっても幻想的

今回は初めて公共交通機関ではなく、青森空港からレンタカーを借りてのアクセスを試みました。片道2時間くらいの運転で空港からむつ市まで行けるので、むつ市で一泊して翌日の早朝に恐山へと旅立ったわけです。

今年の恐山参拝は梅雨ど真ん中であり、この日も降雨こそないもののグズついた空模様。しかしそれゆえに恐山へと続く道には霧がかかり、例年よりも幻想的な空間で私を招き入れてくれました。

この日の青森は気温20度を下回る寒さ

恐山本堂

さて、6月末と言えど青森の最高気温は20度を下回るなかなかの寒さ。おまけに風も強いので、恐山参拝にはある程度の体力を要します。

恐山のモニュメント

とはいえこの天候不順こそ私が恐山に望んでいるもの。快晴の恐山なんてのは全くもって「恐れ」がなくなってしまうのです。恐山にはいつだって悪天候でおどろおどろしい雰囲気をかもして頂きたい。

恐山の大師堂

親子三代で恐山にいらっしゃったのかな。死の山を前にして各人何を思う。

岩肌の恐山を行く

恐山の岩肌

もはや5回目ですが、何度来てもこの異世界っぷりには「良いっすね〜」と言う感嘆の声が漏れます。露出した岩肌、所々吹き上げる火山ガス。鳴くカラス。

阿蘇山のように広大すぎることもなく、1時間も滞在すれば隅から隅まで見れるコンパクトさ。そして信仰と結びついた故に随所に現れる地蔵、風車などの信仰グッズ。

岩、岩、岩。

恐山岩

以前も解説しましたが改めてこの恐山についてお話ししましょう。

前述の通り恐山では常に地面から火山ガスが噴出しています。しかし噴火の可能性は低いと言われていて、前回噴火したのも1万年以上前のことなんだとか。

火山ガスの噴出口

それでもこの強力な火山ガスによって、多くの植物や動物たちもこの地に根付くことができず、まさに死を感じさせる山となっているわけです。

実際、この火山ガスは人体にも有害で恐山に長居すると体調を壊す人も出るそうです。あと全体的に硫黄臭い。

恐山の小石

火山ガスが噴き上がっている場所はほのかに温かく、寒い日には火山ガススポットの近くに行くと温まることができます(笑)

恐山の石たち

また、この地熱によって温泉も湧いていて、恐山参拝客は無料で入浴することができます。しかし水温はかなり高いうえ、長時間浸かるとこれまた身体に悪影響&身体が相当硫黄臭くなるのでお気をつけください。マジで1日経っても硫黄臭が抜けなかった。

今回は入浴しませんでしたが、前回はこの温泉にも入ってきました。恐山温泉に関する詳しい情報は、去年の記事もご覧ください。

恐山のお地蔵さんたちを拝む

真知子巻き地蔵
真知子巻き

頭巾をかぶるお地蔵さんはとても可愛い。地蔵そのものは無機質で硬いイメージしかないけど、こうやって布を被せるだけで一気に温かみが出てくるとは思いませんか。

前掛け地蔵

こちらは前掛けをこさえたお地蔵さん。これもまたベイビーテイストが増して可愛い。しかしこのお地蔵さん、長年のお勤めによってか、そのお顔をうかがい知ることができません。相当年季の入ったお地蔵さんなんでしょう。

丘の上の地蔵

丘の上にいる目立つお地蔵さん。恐山を訪ねた際には、必ずこの地蔵を撮影していると思います。目立つから。

恐山の植物

恐山の植物
なんらかの針葉樹

恐山に来たからには、こんな死の山でも頑張って根を張る植物たちにも注目しなければなるまいて。と言っても植物の名前なんてわからないので、注目したところで彼がどんな名前を持っていて、どんな特徴を持っているのかはわかりません。

恐山の苔とか植物

頑張る植物にリスペクトの気持ちを表したいのに、名前がわからないのがもどかしい。ああ俺に植物の声を聞く能力があれば「君の名は?」と訪ねられるのに。おっとここで真知子巻きの伏線を回収しました斎藤選手。

宇曽利湖と花

奥に見えるのがおなじみ宇曽利湖です。宇曽利湖は綺麗に透き通った美しい湖なんですが、これまた火山ガスの影響により酸性度が高く、ウグイ以外の魚が生息できないと言われています。というか、溶けちゃうそうです。小魚だと。

当然遊泳禁止。泳ぐと溶けちゃうからね(オカルト)

恐山の花

しかし砂浜に花束が刺さってる状況ってのはもう見慣れてしまったんですが、普通に考えたらこんな状況なかなかない。この花も決してインスタ映えを狙って置かれたわけではなく、本当に手向けとして置かれたんでしょう。合掌。

恐山お風車

そんな感じで恐山を後にしました。さようなら。

しゃくなげ荘は更地になりました

しゃくなげ荘の跡地

恐山の手間にはしゃくなげ荘と呼ばれる旅館があって、風情があってすごく良かったのですが残念ながら閉業のうえ、更地になってしまいました。合掌。

この記事の撮影機材
カメラ1:RX100M6
カメラ2:GoPro HERO7 Black
カメラ3:DJI Mavic Air

関連記事:恐山へのアクセス方法を紹介します

「恐山にはどうやって行けば良いの?」という人は、以下の関連記事をご覧ください。公共交通機関のみで、東京から恐山へのアクセス方法を紹介しています。

恐山の詳細情報

公式サイト:なし
住所:〒035-0021 青森県むつ市田名部宇曽利山 むつ市田名部字宇曽利山3−2
電話番号:0175-22-3825
場所:Googleマップで見る

営業時間:5時〜22時
入場料:500円
駐車場:あり(無料)

備考:何もない