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戦争博物館外観
物々しいぜ

栃木県は那須塩原です。避暑地として人気なスポットで、イケてるカフェなんかがあるわけですが、その中に突然戦争博物館が軍歌的なBGMを流しながら鎮座しています。

入館料1,000円を払っていざ征ゆけつわもの日本男児!

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ウサミミ
以前は撮影禁止でしたが、最近はOKになったようです。
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ウサミミ
あとサイト運営の都合上「B級スポット」にカテゴリしてるけど、この施設の評価を表しているわけではないから勘弁してくれよな。

なんで那須塩原に戦争博物館が?

戦争博物館全景
戦時中のBGMにを耳にしながら

戦争博物館的なものは、例えば沖縄や広島など戦争に大きく関連している場所にあることが多いと思います。ところがここは人もまばらな那須塩原。どうしてここに?

公式サイトを見てみると、当初は総理大臣の別荘として使われていた場所にて、当時の管理人である栗林白岳さんが開いたということです。

栃木県那須郡那須町大字湯本の別荘(旧田中義一内閣総理大臣別邸)に資料展示室を開設

その後一度の移転を経て、1988年から現在までこの場所で展示しているようです。

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ウサミミ
ことの始まりも別荘地ってのが那須塩原らしくて良いですね。

戦闘機や戦車の展示もあり!

戦車とエンジン
戦車小さい?

まず野外にいくつかの展示があります。こちらは戦車。

赤トンボの正面
風立ちぬ

そしてこちらは戦闘機…と呼ぶと怒られそうですね。飛行機操縦訓練で使われたプロペラ機です。「赤トンボ」と呼ばれていたらしい。的確。

本来二枚重ねになっている上部の羽根がありません。消失したのかな。

赤トンボの側面
本当に飛んだ…のか?

しかしなんかこう…本当にこれ飛んでたのか?間近でみると思った以上に頼りない作りですね。飛行機のオープンカー版って慣れるまでめちゃ怖そう。

戦車
なんか細くない?こんなもん?

こちらも戦車。意外と幅が狭くてレプリカ感があるんだけど、これは本物なのか…?

展示品は15,000点以上

戦争博物館の内部へ
ここからが本番

戦争博物館は戦争博物館本館と海軍館の2部構成です。どっちがどっちが忘れましたが、それぞれの内部で撮影した写真を紹介していきます。

戦争博物館の展示
とにかく色々ある

こちらがおそらく本館かな。どちらもこのように展示品がずらりと並ぶ一般的な博物館スタイルです。

機関銃
怖い

中には直置きされているものもあります。

機関銃全景
もはやガンダムとかが持つやつ

全長99cmとのこと。戦争って相手との戦いだけじゃないよなぁ…。

機関銃の説明
豊川海軍工廠出身でした

よく見たら豊川海軍工廠…!以前訪れたところですね。さすが「東洋一」と呼ばれていただけあって、こういうところで目にするんですねぇ。

軍艦
でかい…!

大きな軍艦。これ大和?

軍艦のアップ
船の防御って難しいよな

なんというか…。戦艦ってすごいですね。よく見ると砲身だらけ。すごい造りだ。浅い感想ですまんけど。

横井さんもいらっしゃいました

横井庄一さん
横井さんのおうち

ご存知横井庄一さんです。グアムにて、終戦後も30年近くジャングルに潜伏していた残留日本兵です。

横井修一住居図
ちゃんと井戸・便所・排水溝まである

地下に自分の住居を作って、サバイバル生活していたわけです。信じられません。

横井さんは愛知出身で、以前は名古屋に横井庄一記念館てのがありました。その中で住居再現コーナーがあったんですが、本当に何から何まで考えられて作られていました。ちゃんと換気口とかも作ってるんですね。こういう知識がちゃんとあったからこそサバイバルできたんでしょう。

横井さん
恥ずかしながら帰ってまいりました、の人

おそらく現代人がジャングルにポツンと置かれても生きていけないでしょう。でもググればなんとかなるかもしれない。人生は冒険や!

戦争博物館
多くのメモリーと共にさようなら

というわけで薄っぺらい感想しかなくてすまん。いや、本当に言及してきれないほど多数の展示品があるんですが、なかなか自分のような若造には難しいです。とはいえ、今の自分よりも若い人たちが守ってきたこの国を、より良いものにしていきたい気持ちはあります。

戦争はアートにもなる

大分県には砲台跡があります。訓練時の暴発によって死者を出してしまう、悲しいエピソードのある戦跡です。しかしこの砲台跡、今はドームで覆われており、なんだかアート作品のような様子。実際にこの日はアーティストとのコラボが行われていたようで、戦跡なのにアート空間さながらでした。