畳にベッド
畳にベッド

私は日本中を旅しながら暮らしているのですが、そうなると困るのが宿探し。ADDressHafHといった宿泊サブスクサービスに入会しているとはいえ、地方に来れば物件がないこともあります。

そんな時は楽天トラベルなどでなるべく安い宿を探します。すると見つけました。十和田湖ホステル。これが一泊2,000円(税込)。安い。しかしその説明を見てみると、どうにも不安を覚えずにはいられないのだった…。

十和田湖の安宿、十和田湖ホステルへ

1部屋に4ベッドのドミトリーなのさ
1部屋に4ベッドのドミトリーなのさ

館内のトイレやシャワー室に洗剤や消毒液を置いておきますので、ご自由に使って下さい。
当館は殆ど人が居ない十和田湖畔で、館内にも殆ど人が居ません。

どうやらこのホテル、無人なんだそうです。へーそれは面白そうじゃないか。

基本無人
基本無人

チェックインからチェックアウトまでほぼほったらかしで、サービスが無いと言う方もありますが、それが良いという方もいらっしゃいます。
スタッフもおらず、オーナーの私も殆どおりませんので、数日間から一週間、二週間と、滞在するのがお勧めです。

うんうん、そもそもホテルのサービスなんて過剰すぎるよ。俺みたいなのは、屋根と壁があって、寝りゃれりゃなんでもいいんだから、その分安いに越したことはない。ここに、決めた!

天井大丈夫か?
天井大丈夫か?

そして私は現地にやってきました。扉を開けると、到着したら電話しろとの案内があったので、オーナーさんに電話して、チェックアウト完了。その際「後でスタッフが来るから、その人に色々聞いて」と言ってました。スタッフの方、いるのか。

8ベッドの部屋もある!
8ベッドの部屋もある!

館内を物色してみると、おそらくこの十和田湖ホステル、元々普通のホテルだったのを買い取って十和田湖ホステルとしたっぽい。なので施設自体は普通のホテルで、旅館の和室に二段ベッドを置いて無理やりドミトリーにしたって感じです。

赤絨毯の上で虫が死んでた
赤絨毯の上で虫が死んでた

まぁそれはいいんですが、問題はやっぱり元々がホテルなので、結構広いんですよね。

広いロビーを独占
広いロビーを独占

そして先程の通り、基本スタッフさんは常駐していません。となると何が起こるか、当然、誰が掃除するの?ということになります。間違いなく、隅々まで掃除することは無理。てなわけで、主に虫の死骸を中心として、結構荒れていました。

近くのホテルのお風呂の割引券がもらえるので、ここのやばそうなシャワーを使う必要はない
近くのホテルの入浴割引券がもらえるので、ここのやばそうなシャワーを使う必要はない

天井ももう穴が開きそうなところがあったり、ゴミも放置されてるっぽかったりして、結構やばい。はっきり言って、もはや廃墟ですこれは。泊まれる廃墟。生きる廃墟…。

机の上に食材を置くとアリが寄ってくる
机の上に食材を置くとアリが寄ってくる

特にやばかったのはキッチン。これまた以前は板前さんでもいたんでしょうなぁというキッチンなんですが、ここもやっぱり食べ残しなんかが放置されていたりいました。まぁこの辺は客のモラルの問題ですな。んで、調理してたら足にネズミが寄ってきたのはビビった。なかなかお目にかかれないっすよ。

こっちは使われていない冷蔵庫
こっちは使われていない冷蔵庫

業務用の大きい冷蔵庫には食パンがたくさんあり、また、ジャムやコーヒーなども用意されています。これはありがたかった。

人の気配
人の気配

そんなこんなでまぁボチボチと仕事をしていたら、他の宿泊客と思われる人が戻ってきました。ご挨拶すると、長期で泊まられているんだとか。で、結構いろんなことに詳しくて、色々と教えてくれました。

そういえばチェックインの電話をしたとき、「後でスタッフが来る」と言われましたけど、もしかしてあなたのことですか?と聞けば、そうですと。いわゆるフリーアコモデーションですな。

トイレはそんなに汚くはない
トイレはそんなに汚くはない

彼もまた変わった人で、やはり旅人なんですが、この「誰の干渉も受けない」という場所が気に入っちゃって、長期滞在してるんだとか。わかりますその気持ち。散々廃墟だなんだと書きましたけど、実際楽しいです。これは。非日常感満載。自由な空間だけど、責任は伴わない。一番居心地の良い空間です。

そうして過ごしていると、また新たな旅人がやってきました。そして彼もやっぱり変わっていて、この自由な空間に馴染み、謳歌していました(その後延泊することにしたと聞きます)。

昔は賑わっていたようだけど…
昔は賑わっていたようだけど…

北海道に行くという目的があった私は、3泊して出発してしまいました。でも、確かにここで過ごした3泊はかなり気持ちが楽でした。私の場合ただの会社員なので仕事をしなくてはならず、ここにはちゃんとしたデスクとイスがないのでそれが不満でしたが、もしも仕事のない本当の旅人だったら、彼らのように延泊していたと思います。

十和田湖ホステル、ぜひまた行きたい。

この記事の撮影機材
カメラ:α7C

泊まりたいと思った廃墟

今はもう解体されてしまった、通称「王朝ホテル」。ここはもう豪華でめちゃくちゃすごかったです。んでこのホテル、スイートルーム的な個室があるんですが、ベッドメイクされた綺麗な状態のベットが放置されていました。上階なので荒れてもおらず、そこだけ廃墟であることを忘れました。こんな廃墟ホテルなら大歓迎!泊まりたいとすら思いました。

十和田湖ホステルの詳細情報

公式サイト:towadako Hostel official website 十和田湖ホステル公式HP
住所:〒018-5501 青森県十和田市 大奥瀬字十和田湖畔休屋16-146
電話番号:01176752870
場所:Googleマップで見る

備考:コロナ前から無人方式だったそうです

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